2021年6月8日火曜日

甘いもののやめ方

【決定版】甘いものを〝科学的に〟やめるたった1つの方法

youtubeの動画です。

記事でも簡単にまとめたつもりですが、ぜひ視聴してみてください。

 

最近、子供の奇声には甘いものが関わっているという話を紹介しました。

これは以下のようなメカニズムが考えられました。

  1. 甘いものによって上昇する血糖を抑えようと、インスリンが過剰分泌する
  2. 下がりすぎた血糖を上げようとアドレナリンの分泌が増える
  3. アドレナリンは闘争や逃げることを司るため、キレる、パニックの状態になりやすい

それで甘いものはやめたほうが良いということでした。

 

私は現在甘いものをあまり摂らないので、実際やめるにはどうしたらいいのかというのを深く考えていなかったのですが、ちょうど今回紹介した動画が目についたので見てみました。

今回紹介する動画では根性論や意思の強さに頼ることを否定しています。


動画ではエネルギー産生の視点から甘いものをやめる方法を考えています。

身体のエネルギー産生方法は大きく分けて2つ存在しており、動画では「小さな工場」と「大きな工場」と呼んでいます。

「大きな工場」はミトコンドリアのことだそうです。

糖を使ってエネルギーを産み出す「小さな工場」に比べて、主に脂肪を用いるミトコンドリアは最終的に18倍のエネルギー(ATP)を産み出すそうです。

 

甘いものがやめられない人はミトコンドリアの量や稼働が十分ではなく、エネルギー不足になっているそうです。

なぜミトコンドリアが稼働していないか。

ミトコンドリアの構成や稼働に必要なタンパク質、ビタミンB、鉄、マグネシウムなどの栄養素が足りていない。

  1. 栄養不足によりミトコンドリアによるエネルギー産生が不足する
  2. 糖を利用したエネルギー産生だけでは不十分
  3. エネルギー不足で甘いものを強く欲するようになる

ミトコンドリアのエネルギー産生が不十分なままだと、上記の2と3が繰り返される。

ですから、必要な栄養を満たしてミトコンドリアが働ける環境を作り、十分にエネルギーが作られることで、甘いものを自然とやめられるということでした。


私の経験でタンパク質・ビタミン・ミネラル含めて栄養をしっかり摂りだしてから異様な空腹感に悩むことが減ったことがあります。

今回の動画のような言葉で述べれば、栄養状態が改善したことでミトコンドリアが増殖・活性化してきて、エネルギーがより沢山作られるようになったということかもしれません。

 

甘いものをやめるという切り口でしたが、いかに栄養状態を良好に保ち活動エネルギーを得るかという話の一貫と言えます。

Colin BehrensによるPixabayからの画像

2021年6月7日月曜日

子供の奇声と栄養

子どもの奇声は改善できます!奇声は元気とは違います【栄養チャンネル信長】

youtubeでオススメされた動画です。


子供の奇声で思い出すのは私の親戚の子達です。

以前会ったときに一番小さい子が奇声(金切り声)を出していて気になっていました。


動画の結論では食生活に問題があり、甘いものの摂りすぎとのことです。

  1. 甘いものを摂ると低血糖になりやすい。
  2. 低血糖になるとアドレナリンを分泌して血糖を上げようとする。
  3. アドレナリンは「逃げるか闘うか」の闘争本能を司っている。

このようなメカニズムがあり、なんでもないような時でも暴れるとか喚く、つまりキレるとかパニックのような状態になりやすいとのことです。

なのでできるだけ甘いものは与えない方が良いということです。

動画ではおにぎりやフルーツがオススメされています。

子供の奇声はビタミン・ミネラルの不足でも起きるそうです。

 

調べてみますと、糖質過多によって低血糖になるのは、急激に血糖が上がることへの反動でインスリンの過剰分泌が起きるからだそうです。

インスリンの過剰分泌によって今度は低血糖に陥るということです。

なので急激な血糖上昇にならないような食品を選ぶことが大事ということになるのかなと思います。

 

親戚の子供が奇声を上げていた経験と、たまたまオススメされた動画から興味深い知見が得られました。

他にも動画で言われていたのは奇声と元気は違うということです。

子供は元気でいて欲しいし、そのためには食生活に大きな影響力を持つ大人がまず正しい認識を求める必要があるかと思います。

2021年6月3日木曜日

熱中症と栄養

熱中症対策について考えます。

本やネットで読みかじった浅い知識で役に立つ内容ではないと思いますが、調べるきっかけくらいにはなるかもしれません。

 

熱中症耐性については、栄養状態が関わっているというのは知られていると思いますが、その詳細な内容まではあまり意識されていないのではないでしょうか。

水分はもちろん、水分調整に関わるミネラルや酵素、ビタミンといったものです。


私は減塩しおを入れた経口補水液が熱中症対策として有用ではないかと考えています。

血液中に多いミネラルはナトリウム、細胞内液に多いミネラルはカリウムと言われます。

減塩しおは減塩(塩化ナトリウムの削減)のために塩化カリウムを入れていることが多いです。

ですからミネラルバランスが食塩(塩化ナトリウム)だけのものよりも身体にとって優れていると考えられます。

カリウムは高血圧の緩和に役立つことが知られています。 

現代の食生活は何かとナトリウム過剰になりやすいと言われているので、食塩を抑えることに加えてカリウムを摂取することは適性バランスに近づけることになり、高血圧等の対策にもなると考えられます。

全国民的に食生活を改善することは、医療負担の軽減になるかもしれません。

※腎臓に問題がある場合はカリウム過剰になりやすいそうです。

 

また市販の経口補水液にはカリウムが含まれています。

家庭用の経口補水液のレシピとして公開されているものにはカリウムが抜けていることがありますが、排出量が増える暑い時は同時に摂取したほうがいいと思います。

個人的な体験ですいませんが、いくら食塩水を飲んでもすぐ尿や汗として排出されてしまい、結局熱中症になったということが何度かあって、その時の状態は推測するしか無いのですが、カリウム不足もあったのではないかと考えています。

減塩しおを使えば、市販の経口補水液と同等とまではいかなくても、ただ食塩を入れるより一段良い質を実現できるのではないかと考えられます。

また、エネルギー補給も兼ねて、カリウムが多めの食品であるバナナも食べるといいのではないかと思います。

その他、納豆もカリウムが多めと言われます。

 

これから暑くなると思います。

暑さの危険度は単純な温度だけでは測れませんので、湿度も含めた不快指数を参考にするのが良さそうです。

我慢して我慢して、症状を隠せなくなった(思うように身体を動かせなくなった)時には手遅れという事例も実際にありますので、無理をさせない社会環境づくりも大事だと思います。

出来るなら暑い時間帯は涼しい環境で身を休ませることが望ましいですが、外出や作業などの際は栄養状態や暑さ対策など気をつけてお過ごしください。