2020年11月15日日曜日

栄養失調問題について

 

現代の栄養失調問題の焦点は、摂取カロリー量というよりは、それを身体エネルギーに変換できるかどうか、へ移っているようです。つまり、食べたものをエネルギーに変換するのに必要な、酵素とか補酵素、補因子といったものをいかに身体の中に必要なだけ用意しておけるかが重要視されてきたということです。ある分子栄養学の書籍では現代の栄養問題を質的栄養失調と呼んでいました。

私は特に誰先生に直接の指導を受けたというわけではありませんが、分子栄養学の書籍をいくつか読んでみて、今は自己判断でプロテインとか、ビタミン、ミネラルの不足しがちと思えるものをサプリメントで補うようにしています。というのも、厚生省とか文科省が公開している、必要栄養量とか食品含有栄養量などを見ると、自然食品だけからの摂取はかなり難しいものがあると感じているからです。これは食品の質も下がっていたり、鉄器の使用が減少したりといった影響もあるようです。

サプリメントの販促とか思われるのはなんか嫌なので、商品の紹介とかリンクを貼ったりはませんが、iherbというサイトは米国産のコスパがいい商品が揃っていると思います。後はAmazonを活用したり。

例えば私はビタミンB群、ビタミンD、ビタミンA、ビタミンE、カルシウム、亜鉛、鉄をiherbから購入し、プロテインやビタミンC、マグネシウム、カリウムをAmazonから購入しています。ビタミンCに関してはアスコルビン酸の粉末が、1kg程度で安く買えます。また食品の工夫としては煮干しと納豆(ビタミンK)をなるべく摂取するようにしています。

マグネシウムとカリウムの補給手段として、塩化マグネシウムや塩化カリウムのようなものを水に溶かして肌に塗るというものがあります。そうすると経皮吸収されます。お風呂に入れるエプソムソルトは硫酸マグネシウムのことですが、塩化マグネシウムでも吸収されるのは同じようです。塩化マグネシウムはいわゆる「にがり」です。

大量の塩化マグネシウムを安く入手するには、豆腐メーカー向けであろう20kg程度入ったようなもの、塩化カリウムに関しては農業用肥料としてやはり20kg程度の大容量のものが調達出来ます。ただし、こちらのメーカーは人体への直接摂取のような用途を想定していないと思いますので、使用の際は自己責任になると思います。質に関しては、成分表示を見る限りは特に問題ないように思えます。製造ラインが人体摂取用とそうでないもので違うのかどうかは私は知りません。見る限りではゴミのようなものが入っていない綺麗な白い粉末です。湿気ると固くなるのでスコップ等で崩します。

私は塩化マグネシウムと塩化カリウムをお風呂に入れて使用していますが、特に問題は感じません。これら水溶液の経口摂取は笑えるくらいまずいのでおすすめはしません。ただ、マグネシウムやカリウムは水分と一緒に摂るとお腹が緩くなる効果があるようなので、便の通じが悪い時は効果があるかもしれません。また筋肉の緊張を緩めるのに必要です。筋肉がつりやすいと困っている人がいたら、マグネシウムやカリウムが有効ではないかと思っています。

これ以上の詳細な各栄養の効果とか、私に起きた変化についてはここでは割愛します。色々と書いてみたいことはあります。


2020年11月14日土曜日

感染と出勤

結構前でいつのニュースか忘れましたが目に入ってきたのが、sars-cov-2に感染した従業員を出勤させた病院で、患者も巻き込んだクラスター感染だか何だかが起きたと。日本の話です。もうした話かもしれません。

私がぱっと思い浮かんだ理由は2つで、本人が拒否できない状態だった、病院が他に消化手段を用意できない状態だったというものです。2つと言っても実質的に1つで、デフレでそれぞれの立場におカネが無いからだろうといういつもの私の癖です。国民配当(ベーシックインカム)があったら病院が消化能力を追加することが可能なくらいの購買力があった可能性は高いですし、本人も言われるがまま出勤する必要もなかったと思います。

そもそも国民に十分な購買力があれば医療体制について予算不足だの何だの起きることもなかったのではないでしょうか。大したこと無い症状で救急車必要かどうかよく考えなさいというような啓発ポスターが駅に貼られてましたが、それだけ予算も無ければ不安が蔓延しているんだとも思います。

案外、国民配当をもらったらそれだけで安心してこの手の不要不急の救急は減ったりするかもしれないと思います。結構な自信を持って言えるのは精神病患者はいくらか減るかと。おカネはいわば「他者に助けてもらえる(かもしれない)券」なのでそれだけで安心感をもらえるという側面があります。この事は特に使う目的もなくせっせとおカネを貯め込む人を見ても分かると思います。おカネは循環が足りないほど貯め込まれる傾向があります。おカネは気分に影響を与えます。おカネが循環していない時代は人々に自信がなく暗いです。

covid-19の脅威が言われますが、人間社会がてんやわんやしてる理由の大部分は働かないと1円ももらえないシステムだからだと思います。そのせいで脅威に対して正しい対応が出来ない、密はダメとか言ってる一方で感染者が徘徊してる中をおカネのために行かないといけないシステム。何かきっかけがあれば見直す気運が高まるのかと思いきやそんなこともないようです。でもいずれにしろ必要なことなので一人一人に考えて欲しいと思っています。



2020年11月12日木曜日

密と疎とおカネ

過密の問題って大きく言えば東京一極集中とかそういう話で、小さい話だと満員電車とか濃厚接触とかの話だろうと思います。

この解決案、誰かがすでに指摘していると思いますが国民配当(ベーシックインカム)で良いと思います。

国民配当があったらそもそも仕事探して無理に都心部とか行く必要ないですし、無理して満員電車とか乗る必要ないですし、外に出ることも必要に応じて小さく出来ると思います。満員電車のベビーカーにイライラする必要はありません。

密を避けろというのにおカネのために出勤している人が多いのではないかと思います。なぜか労働が生産力をギリギリで支えているという神話が誕生しがちですが、だったら労賃上がるでしょう。

ポケモンGOもそうですが直接的には熱くも寒くもない、腹も満たない情報でも人は動きます。宝の地図みたいなものでしょう。そしておカネは権利情報。おカネが足りない、しかもそれが働かなければ1円ももらえないとあれば、コロナだろうが矢弾が降ろうが外に出て集まります。都心は確かに魅力はありますが、過密で外出が多いのはおカネの都合が大きいと思います。

 

一方で人がいなくなっている場所の話ですが、私が今住んでるところは有名な都市の中心から10~15km程度で鉄道駅も近い、比較的人が多めの街だと思います。しかし、ここ数年で近所に空き店舗のようなところが増えてきました。デフレのせいだと思っています。

私の故郷はもっとひどいことになっています。15年以上前まで住んでいた公営集合住宅に近年寄る機会があったのですが、人の気配がないどころか窓が割れるなど荒れ放題で、文字通りの廃墟になっていました。デフレが続いているので町並みが寂れていることについては予想していましたが、育った家については想像を超えた荒れ様だったものですから、内心ショックを受けました。

公営施設なのに役所が全く手を付けておらず荒れ放題なのは、恐らくですが土地や建物を利用する予定も、美観のために撤去する予算もないからではないかと思います。

当時住んでいた時から、このような荒廃は職場だの家庭だのといった社会の様々な場を包囲していたのだと思います。人心も荒んで当然かもしれません。

 

満員電車か幽霊屋敷かみたいな、デフレは極端なストレスを人に強いていると思います。デフレによる荒廃は社会と人命、人心を今も蝕み、苦しみに追いやっていると思います。デフレによって本来なら不要不急で避けるべきはずの集会を余儀なくされるのだと思います。働かないと1円ももらえない仕組みはもはや何の得もありません。国民配当(ベーシックインカム)をしましょう。