2020年11月14日土曜日

感染と出勤

結構前でいつのニュースか忘れましたが目に入ってきたのが、sars-cov-2に感染した従業員を出勤させた病院で、患者も巻き込んだクラスター感染だか何だかが起きたと。日本の話です。もうした話かもしれません。

私がぱっと思い浮かんだ理由は2つで、本人が拒否できない状態だった、病院が他に消化手段を用意できない状態だったというものです。2つと言っても実質的に1つで、デフレでそれぞれの立場におカネが無いからだろうといういつもの私の癖です。国民配当(ベーシックインカム)があったら病院が消化能力を追加することが可能なくらいの購買力があった可能性は高いですし、本人も言われるがまま出勤する必要もなかったと思います。

そもそも国民に十分な購買力があれば医療体制について予算不足だの何だの起きることもなかったのではないでしょうか。大したこと無い症状で救急車必要かどうかよく考えなさいというような啓発ポスターが駅に貼られてましたが、それだけ予算も無ければ不安が蔓延しているんだとも思います。

案外、国民配当をもらったらそれだけで安心してこの手の不要不急の救急は減ったりするかもしれないと思います。結構な自信を持って言えるのは精神病患者はいくらか減るかと。おカネはいわば「他者に助けてもらえる(かもしれない)券」なのでそれだけで安心感をもらえるという側面があります。この事は特に使う目的もなくせっせとおカネを貯め込む人を見ても分かると思います。おカネは循環が足りないほど貯め込まれる傾向があります。おカネは気分に影響を与えます。おカネが循環していない時代は人々に自信がなく暗いです。

covid-19の脅威が言われますが、人間社会がてんやわんやしてる理由の大部分は働かないと1円ももらえないシステムだからだと思います。そのせいで脅威に対して正しい対応が出来ない、密はダメとか言ってる一方で感染者が徘徊してる中をおカネのために行かないといけないシステム。何かきっかけがあれば見直す気運が高まるのかと思いきやそんなこともないようです。でもいずれにしろ必要なことなので一人一人に考えて欲しいと思っています。