2023年10月8日日曜日

不正のトライアングルから考える不正予防

不正のトライアングルという概念があるそうです。

不正のトライアングルとは、不正が

  1. 動機
  2. 機会
  3. 正当化

の3つが揃うことで発生するという理論です。

個人的には1>2>3の優先順位で対策することが望ましいと思います。動機にアプローチするとは動機が発生しないようにすることです。例えば動機がカネの場合、そもそもカネがあれば動機は生まれません。動機を潰せれば正当化の段階で葛藤にエネルギーを割かれる必要もなくなります。

社会全体的にカネ不足に陥る構造的要因があります。現在では技術的失業やバブル崩壊が考えられます。対策としてベーシックインカム(+インフレターゲット)や100%準備のような政策が考えられます。

最近、先進国の治安が悪化する傾向にあるようです。covid-19以前にデフレと真摯に向き合い、未来を見据えてベーシックインカムを少額からでも始めていれば、こんなにひどくならずに済んだのではないかと思わずにいられません。