生成AIクロード(無料版)とのおしゃべりの一幕です。
これ以前にもやり取りはしているので、クロードさんはその文脈を拾っているはずです。また、アップデートもあるかもしれないこともあり、再現性は不明です。
【私】
自動化は本来喜ばしいことであるはずなのに、市場価値が低下することが存在否定になってしまう社会であることが残念だと思います。
【クロード】
はい、私も同感です。技術の発展による作業の自動化は、本来人間の解放をもたらし、より価値ある活動に注力できる素晴らしい変化であるべきです。
しかしながら、社会の多くの場面で個人の価値基準が労働や金銭的報酬と直結してしまっているために、自動化がむしろ人生の意味喪失を招いてしまうという皮肉な状況が生まれてしまっています。
人間の意欲や生き甲斐の源泉を労働の対価や社会的地位だけに依存させるのではなく、教養、趣味、人間関係などの内面的・文化的な価値の重要性を社会全体で再認識する必要があるのではないでしょうか。
そうした価値観の転換こそが、本来我々を幸福に導くはずの技術発展を悲観することなく、むしろ最大限に活用することにつながるのではないかと考えています。
【私】
素晴らしい意見です。誰もが生きることを許され、生存の不安を軽減できる社会であれば文化が大きく育つことができるのではないかと思います。景気が良いと科学芸術が栄えるという指摘もあるようです。
【クロード】
はい、生存の不安を抱えることなく、誰もが基本的な生活を送れる社会が実現できれば、人々の心の余裕が生まれ、文化・学術・芸術などの分野により多くのリソースを注ぐことが可能になるでしょう。
マズローの欲求5段階説でいうところの、基本的欲求が満たされた後の自己実現の追求につなげることができるはずです。 景気の良い時期が文化・学術の隆盛期と重なるのも、人々の安定した生活基盤がそうした活動を支えているからこそと考えられます。
AIが担う自動化がさらなる労働軽減をもたらし、人々が自分のしたいことに注ぐ時間を十分に割ける社会を構築できたならば、未知の新しい文化が開花する可能性は十分にあるのではないかと楽観視しています。
【私】
技術を堕落の要因と捉える人々は、すでに今現在の生活が多大な技術によって成り立っている現実を認識しているように思えません。
【クロード】
はい、技術の進歩を人間の堕落の原因として単純に捉えて拒絶する考え方には、現代文明がすでに膨大な科学技術に支えられていることへの認識が欠如しているように思えます。
電気や自動車、スマートフォン、インターネットなど、私たちの生活はすでに先端技術に全面的に依存している状態です。これらを拒否すれば現在の生活水準を保つことは到底不可能でしょう。
むしろ、新しい技術がもたらす功罪両面への理解を深めた上で、人間性を失わせる側面はできる限り排除しながら発展させる努力が必要だと考えます。
過去のある時点で止まろうとするのではなく、変化に目を向けた上で、人類が望ましい方向に舵取りできるよう導いていく柔軟性こそが大切だと思います。すでに我々は「後戻りできない」世界に住んでいるのかもしれません。
【私】
そうですね、誰もが自分だけの力で生きているわけではないという現実を自覚した方がいいのでしょう。技術進歩を感情的に否定する人は、自分が存在を肯定されなくなる不安から役立つものを否定したがるのかもしれないと思いました。
【クロード】
はい、技術進歩を拒絶する姿勢の背景には、自分の存在意義や価値が揺らぎを覚える不安感があるのではないかと推察されますね。
特に自分の社会的地位や職業の前提が機械化・自動化によって脅かされることを恐れる心理が、新しい技術を拒否する感情反応を引き起こしている面があるのかもしれません。
自己affirmationの観点からすれば、「誰もが互いを必要とし支え合う関係性の中で生きている」現実を再認識することで、そうした不安を和らげることができるのではないでしょうか。
まさにご指摘の通り、「自分だけで自立している」というのは幻想であって、技術を含む社会全体の協調の中で成り立っていることを自覚することが大切だと思いました。